バンジョー・タブ記事の修正を…
お読みいただきまして有難うございます!
今回ご興味ない方には誠にすみませんが、バンジョー・タブの
押さえ方の(考え方も)バリエーション追加をお願いします!
っというお話です…。
今年2016年9月号のムーン・シャイナー誌パンチブラザーズの
特集記事中にノーム・ピケルニーの「Road To Columbus」の
続編という形で掲載していただいた。
しかし、誰かのプレイを聴いてタブを作成、採譜する時は、
ここのフレット・ポジションをこの指で押さえてこう弾いて
いるのかなと想像しながら書いていくのであって、しばらく
経つとまた異なった運指や押さえ方が浮かんでくる。
というか、弾いているうちに気が付くと違う押さえ方をして
いるということが多くある。
今回は当のご本人がおられたので、幾つかご本人のプレイを
見せてもらって、夏の宝塚フェスで配布したタブの中から
数カ所だけでも変更や修正はできた。でも、〆切日の都合が
あるので、その時点でこれかなというのを掲載してもらった。
※どんなタブをムーン・シャイナー誌に掲載したかをここで
紹介しないとお分かりにくいでしょうね~。
以上ざっと並べました!
ムーン・シャイナー誌に掲載をお願いしたかったのは以下の
4小節ですが、紙面の都合で難しかったみたい…。では、
このブログにて報告しましょう…。弾いておられる方がもし
おられましたら、どうぞぜひ参考にして下さい。
では改めまして、今年2016年9月号のムーン・シャイナー誌の
31頁に記載の「Road To Columbus」タブの2ndブレーク後半、
2-B最初の段、2小節目のポジションを下のタブのように、
1弦の第5フレットで弾く方が、弾きやすく、前後繋がりや
音の出方がいい感じに思える。
上に書いたように、私自身弾いていてふと気が付くとここを
押さえていて、こちらの方が運指上、より自然で弾きやすい
ようだ。続く2弦5フレットへのスラーが楽に入れられる…。
これに限らず、日々というのは大げさだが、たまに弾くと
違う弾き方、ポジションの発見があって面白い。
今後気付いた点や変更点あれば、ときおりこのブログに
掲載する…かも知れない…かな。
夏の宝塚フェスの頃は、バンジョー・ワークショップで
配布したタブのようにしばらくは弾いていたのだが、
ノームのプレイを見て新たに聴いて採り直し、見つけた
新たなポジションで練習しているとやがてこちらの方の癖?
というか押さえ方に慣れてしまった。
では…また…
バンジョーの名の聞き始めは…
お読みいただきまして有難うございます!
先日、名古屋在住のKGアメ民同輩、何とも素晴らしい
音楽センスをお持ちの(ペダル・スチール・ギターも
弾くなんてスゴイ)NJ氏から我々のアメ民メーリング・
リストに日経新聞の9月23日金曜日付の興味深い記事を
いただいた。
それは「合唱音楽の開拓者」と呼ばれた津川圭一さんの
お話だった。
〔写真:これがその新聞記事…〕
お名前を意識して聞いたのは初めてだな~という感じ
だったが、一読後、「ひょっとして…という思いが頭を
よぎって、何となく頭の隅で気になっていたのですが、
なんとか探し出すことができました。おかげ様で、久し
ぶりにいろいろ甦って来ました。…」と関連する雑誌の
思い出深い付録の写真を添えて、ブログチックにまとめ
数日後になったが、MLに返信した。
せっかくなので、このブログにも加筆修正して掲載します。
探し出したのは「女学生の友」という雑誌の付録で…
タイトルは「日本と世界の民謡集」。昭和33年6月号との
記載に私もビックリ!
この年私は6歳になったばかりで、幼稚園の年長さん…。
この本は、母がくれたのか、私が欲しいといったのかは
今となっては定かではないが、この中のフォスターの
2曲と「ロンドン・デリーの歌」の訳詩が津川圭一さん。
裏表紙にヨーロッパとアメリカの簡単な音楽地図があり、
4弦だがバンジョーの絵があった。
下の写真はアメリカの部分だけちょっと拡大している。
さらに「おおスザンナ」の右ページの下のバンジョーの
解説部分を拡大してみた。
絵はこれも4弦のテナー・バンジョーだが、幼い私が、
バンジョーの存在をこの本のおかげで知ったのだった。
どんな楽器なのかな~と思ったことも覚えている。
歌の解説も面白いことが書いてありますね~。
他にフォスター曲集を持っているが、そこにある27曲
どれももう津川さんの訳詩ではなかった。時代と共に
変るものだ。
ついでの話だが、昔小学生ながら午後10時からのTV番組
シリーズをよく見てた。「そろりと参ろう」(勝呂誉主演)、
YS11開発物語「あひる飛びなさい」、大好きだった青島
幸男主演の「いまにみておれ」等の一連に、柴田錬三郎の
「ずうずうしい奴」というのがあって、その中に苗字が
「万丈」と云う人が出てきて、主人公がその人の名刺を
見て、「ウクレレ」と業とその人のことを呼ぶと、「いや
俺は万丈だ…」といったくだりがあったことをはっきりと
覚えている。
(主人公を演じていたのは丸井太郎)
以下Wikiから「図々しい奴」について
1963年6月3日から同年9月9日まで、TBSにて毎週月曜22時
00分から1時間枠にて放映された。全15回。大映テレビ室
製作。最高視聴率(ビデオリサーチ・関東地区調べ)は
1963年8月5日と9月9日放送の45.1%。主演には大映で
所謂「大部屋俳優」だった丸井太郎が抜擢された。
では…また…
ナッツの物語 その6
お読みいただきまして有難うございます!
今年の11月5日土曜日にKGアメ民の創立五十周年記念大会
(OB会)があり、その準備でバタバタしています。
第1部のOBコンサートは、正午に開演して午後5時過ぎ迄の
予定で、50周年ということも手伝って今回は参加26バンド、
内容はブルーグラスだけでなく、懐かしいアメリカン・
モダン・フォークのバンドも多く、その他ロックっぽいとか
ポップっぽいバンドも幾つか含まれます。
その催しについては1年後輩のAM君がムーン・シャイナー
誌10月号に記事を奮闘執筆してくれました。おりしも11月
3日木曜日から6日日曜日迄の4日間開催されるKGの学園祭
「新月祭」の期間中なので、そちらには相当の人出が予想
されます。ご興味お有りの方はぜひお出かけ下さい。
先日このOB会幹事会で6年後輩のドブロ・プレイヤーTH君
から、…OB会で放映するために…と彼が以前まとめた旧い
写真データを沢山いただいた。中には前にその5で記事に
した合宿の写真があった。学生時代に見たことがあったの
だが、自分が写っていなかったので買わなかったかもらわ
なかったものだ。
〔写真:夏合宿のひとコマ 於)網野〕
私のバンドはこの時、宿舎で練習をしていたのでこの写真
には誰も写っていない。…が、現東京都知事は写っている。
すみません、どこにいるかは言いませんが、どこだと思い
ます?
あと、合宿の他に1回生の夏には思い出すことが二つある。
その一つは…
無事合宿から帰って来たのが14日。その8月末頃かな~。
スクラッグス教本のコピーを拝借しているアメ民会長の
KKさんに頼み込んで厚かましくも私宅までわざわざ
お出向きいただいた。
KKさんは、アメ民創立時からの世襲バンド、ヒッコリー・
ホローズのバンジョーを担当されていた。
〔写真:ヒッコリー・ホローズ時代の先輩方
バンジョーがKKさん 於)学園祭アメ民模擬店〕
買いたてのソニーの7インチ・オープン・リールのテープ・
デッキにマイクを繋いで、歌曲のバンジョー・バック・
アップ(おかずとKKさんは表現されていた)の代表的な
フレーズをいくつか録音させていただいた。
バック・アップもしっかり弾きたいと思っていたので、
参考にさせていただいた。レコードでも何でも、当たり前
だがバンジョーがリードを弾いている時ははっきりと
その音が聴こえてくるのだが、バック・アップになると、
常套フレーズを知らないし、時折音がとても小さくなるし、
よく分からなかいことが多かったので…。
ついでにバック・アップ・バンジョーでもう一つ、大いに
参考になったのが…購入は72年1月6日木曜日とこれより
大分後になるが…フィドルのTK君の勧めで月刊雑誌「カン
トリー&ウエスタン」に広告宣伝されていてそれを通信
販売で横浜のUKさんから購入した海賊版かな、レッド・
アレンのLPレコード。
スタジオ・ライブなのかなぁ、パラパラと拍手が入って
いる。懐かしいなぁ~、これも近年YouTubeにアップ
されていたのでおどろいた!
https://www.youtube.com/watch?v=q54raI2FIJU
Red Allen & The Kentuckians 03/20/1966
・Red Allen (Guitar, Vocals)
・David Grisman (Mandolin, Vocals)
・Porter Church (Banjo, Vocals)
・Bobby Diamond (Fiddle)
言うまでもなく素晴らしいレッド・アレン節はもとより、
すごくきれいではっきり聴こえるシンプル・イズ・ベスト
の代表のようなポーター・チャーチの見事なバンジョーは
本当にいいお手本だった。必要最低限のフレーズはすべて
網羅されている。
バンド全員が各自購入し、最も当時勉強したフラット&ス
クラッグスのマーキュリー録音を網羅した新訂版2枚組の
購入日が71年12月30日木曜日なので丁度1週間後の到着。
もう一つ、アメ民での夏休みの行事として覚えているのが、
現都知事リリーKY氏の送別会。
カイロ大学に行ってしまうということで有志で開催した…。
有志といってもかなりの人数が集まったように思う。教室
くらいの大きさのKG学内の1室を借りて、ワイワイガヤ
ガヤとイス取りゲームとかジャム?ライブっぽいことも
したかな。
お土産に日本橋まで買いに行って日本傘とあと何か日本的な
ものをアメ民からとプレゼントした。行ってしまってからは
親しい人を除いては特にアメ民に対してはあまり音沙汰が
なかったような…。帰国してからもさらに音沙汰がなかった
ような、まあこちらからもアクションを起こした話は公式
には聞いていなかったかな。
武村健一の世相講談にアシスタントで出たのがマスコミ
登場の最初だったように思う。以降は皆さまご存知の
ようにトントン拍子と思われる速さで上り詰めた…
すばい。こんな人もいたのだ!
本日届いたKGの同窓会誌「母校通信」にも同窓の才媛…と
KG初の力士 宇良関と紹介されていた。
では…また…
西宮/フォートワース 坂本愛江さんライブ
お読みいただきまして有難うございます!
先週ははからずも更新が滞ってしまいました。すみません。
10日土曜日、ブルーグラスからちょっと離れて、カントリー・
ミュージックのライブに行って来た。西宮さくら夙川駅から
徒歩3分のところ、フォートワースにJRの事故のため少し遅れて
何とか30分ほど前に到着した。
もうすでに客席は満杯!大入り満員の大盛況!サークルの大先輩
SE(C3)さんの音頭取りでKGアメ民OB中心に16名の集団が
ステージ向かって右の壁面側2列を陣取っていた。私もその中の
一人、一番前の一番向かって右側の席に…後で気付いたのだが、
ドラム・セットの真ん前。
〔写真:すし詰め状態の客席…の先輩方お二人〕
〔写真:あとまだこんなに…盛り沢山…〕
坂本愛江さんとKGアメ民OBとはここ数年親しくしており、
先回は昨年11月末のブルーグラス編成でのブルー・サイド・
ロンサムだったかな、このようにライブ等で来阪するときに
応援に駆けつけることが多くなった。
また年に一度一部有志で行く境港へのバスツアーにも過去2度
後ほど紹介するON氏とCT氏3名一緒に参加してくれている。
〔写真:軽快にステージは始まった…〕
バック・バンドはここフォートワースお馴染みの関西エリアで
活躍するプレイヤー陣。
リード・ギターのON氏は、私が大学1回生で彼が高校時代
現在ではナッシュビルでスタジオ・ミュージシャン達と共に
自身のCDを製作するほどのカントリー・ギターの名手と
なっている。
また周囲の皆からは、体形もおどろくほど立派に育っている
との評価が高い。客席野次とのやり取りも面白く、ファンが
多い様子。
リズム・ギターの方は…すみません…、私の席から真反対で
あいにく見えにくく、また生音をマイクで拾っていたので
目立って聴こえることは少なかったが、…ここという時には
聴こえてはいましたよ~。
〔写真:ギターのお二人〕
エレキ・ベース担当のCT氏は見た目と異なり(ごめんちゃい)
しまりのあるサウンドできっちりリズムを刻み、ドラムとも
しっかりシンクロされており、聴いていて気持ちがいい。
が、第2ステージの半ばでベースの第3弦がブレークして
しまい、私も思わずスマホでパチリ。そのまま3弦ベースで
何の遜色もなく最後まで…。チューニングを気にしながらも
弾き続けたのはさすがプロフェッショナル。
〔写真:ご覧下さい、ベースの3弦が…切れちゃった〕
ドラムのすぐ横の席と書いていたが、そしてそのドラマーの
方ご本人から休憩中に、近くで(音が大きくて)すみません…
的なことを言っていただいたが、まったく不快ではなく音の
大きさも気になる程度ではなかった。…というか、それほど
聴いていてしっくりするはまり方だったということだと思う。
〔写真:囲いの中で圧迫にめげず…〕
第3ステージにオーナー福原氏が登場し、さすがの手馴れた
歌いっぷりで有名な「ジャクソン」を小気味よくデュエット。
〔写真:そのデュエット中…〕
愛江ちゃんの歌の上手さはすでにご存知の方が多いと思うが、
一般的なオールド・カントリー・ソングで上手くまとめられた
ステージだったのでよく知っている曲、安心して?最後まで
ゆっくりとしっかりと聴けた。(ここは何か変な表現だが、
まあそういうことです。)カントリーやブルーグラスでは、
ビブラートをほとんどつけない歌い方がぴったりだし、
ずっといい。
〔写真:さすが見事な歌いっプリプリ~〕
ブルーグラス同様、オールド・カントリー・ミュージックは
単純なメロディーと思われがちだが、実際そうで、しかし、
歌の味付け同様、インスト部門では間奏をいかにセンス良く
こなすかが聴きモノ。
今回はリード楽器はON氏のギター1本だけ。演歌やブルー
グラス同様、常套フレーズも多いが、その使うタイミングや
音の表情の付け方で個性が表現される。
にも取り入れられないかと思っているのだが、残念ながら
ピュッとチョーキングすれば、半ばで音が消えてしまうのが
バンジョーの宿命…なので、ごく短時間のレスト・スペースの
後に余裕なく次なる連続音を押し込むことになる。息つく暇が
もう少しあればなぁ~。
では…また…
ナッツの物語 その5
お読みいただきまして有難うございます!
さ~て、夏は合宿の季節!KGアメ民もご他聞に漏れず、毎夏と
春にはとても楽しい合宿がありました!我々新入生にとっては
初めての合宿、ドキドキワクワク!いやそうかなぁ~、どうも
上級生の方が…手ぐすね引いてこの時とばかりに…待ち構えて
…絶対先輩方の方が楽しんでいるようだったですね!
この時の合宿の写真はないので…残念ながらビジュアルでは
お伝えできません。
8月9日月曜日から14日土曜日の5泊6日、於いて丹後半島は
網野の民宿で、往復はチャーターバスだった。朝、大阪/
梅田の阪急ガード下、バスターミナル付近に集合した…当日、
まさかの事態が発生した…ギターのNZ君が直前に手を負傷し、
参加困難のため欠席、包帯を巻いて見送りにだけは駆けつけて
くれた…。
何か不安な気持ちでバスが出発した。向かう丹後半島の網野は
くて、主に国道176号線を走る。国道とは名ばかりで、一部地域
では急勾配が続き狭くてカーブが多く未舗装、いわゆる地道が
多かった。昼飯はどこかに立ち寄りカレーライスだったかな…。
やっと到着し、スケジュール説明や注意事項が一通り終わって
お風呂に…あまり大きなお風呂ではなく2~3人入れるかどうか
だったけど、まあ民宿だからね~。
さて、そもそも合宿だから…先輩方の厳しい指導の下、練習に
明け暮れる毎日…という感じでは全くなかったような…。
バンドそれぞれの自由意思で練習時間を定め、ある者は海に
行って日焼けしたり、泳いだり、はめ合いとかはしゃいだり…。
バンジョー弾き4人で階段に段々に座って、或いは横に並んで
ジャムを…今で云う数珠繋ぎもしたことがあった。
今から思えば天国~極楽~みたいな…。
私はTK君に借りた当時流行っていたカスガのバンジョーを
携えて行っていた。ケース外装が茶色いあれです。
このモデルをご存知の方が多いのでは…。
(写真:手持ちがなかったので、ネットで探して拝借しました)
KASUGA Banjo photos: from banjo hangout and others
http://www.banjobuyer.com/banjo/15749
http://www.banjo-brands.com/banjo-43309-Deluxe-5-String-Banjo-with-Case-KASUGA-malaga
http://www.banjohangout.org/archive/159983
写真にはないが、借りたバンジョーの2、3弦にはカム式の
チューナーが付いていたので「Earl’s Breakdown」を個人的に、
バンドでは、当時のKGアメ民新人バンドにはお決まりだった
「Blue Ridge Cabin Home」や「Your Love Is Like A Flower」と、
我々の勝手なアレンジによる「Golden Ball Special」を練習した。
The Kentucky Travelers(ザ・ケンタッキー・トラベラーズ)の
「The Moon Saw Me Crying」もぼちぼちやり始めていたかなぁ?
https://www.youtube.com/watch?v=_9cluzumnrM
下記はこのLPの全曲が聴ける。
私宅にもあるはずだが、永らく聴いていない…。
https://www.youtube.com/watch?v=Vee7ZBDR1bI
久しぶりに今聴いてみた。懐かしいなぁ~。あの時のあの気持ち、
バンジョーをどう弾いたらいいのか、まだまだ分からなくて試行
錯誤の連続(今もそうですが)だった。
何とかこのように弾きたい!と一生懸命採ったタブが出てきた。
最初の頃はこのように小さなA5サイズの普通のノートに書いて
いたのだった。
(下の写真の左ページ下4段と右ページの最下段がそうです)
ブルーグラス関係者がほとんどだったと思うが、日中、民宿の
畳の部屋に寝転んだりしながら…1、2回生が集まって話を
していると突如、1年先輩のフラット・マンドリン(フラマン)、
IHさんの目配せでターゲットが定まり一斉に寄ってたかって
パンツまで脱がす…ただ脱がす…ひたすら脱がす…でもあえて
抗わない方が短時間で収束することが分かった。
うわさに聞いていた洗礼とはなにか…、これが恒例の洗礼か…
今回はこれだけだったので思ったよりは…安堵?
ところが…合宿中のある日、「恐いOBが来られるからみんな
隠れろ…」とIHさん始め先輩方の声でみんないっせいに避難。
たいへんなことになるのかなぁ~。
しかし、現れたのはアメ民創立者で、ヒッコリー・ホローズの
持って!まだ It’s a Crying Timeを始められる少し前だった。
同行されて来られた故TKさん伴奏のギターと共に、ドン・レノの
スタイルで「Home Sweet Home」を弾かれていたのを覚えている。
TKさんの不思議な歌が間に入ったなぁ~。チューナーを使った
ドン・レノのスタイルは、スクラッグスの同曲とは全く違っていて
面白かった。その時の音はとても重厚だったように記憶している。
どう表現すればいいか迷ったが、マスコミでも伝えられていたので
ストレートに云うと、現東京都知事のKY氏はこのKGアメ民の出身。
といっても夏休みまでで、秋からはお父上の仕事の関係でエジプトの
カイロ大学へ移って行った。
女性3人でバンドを組んでいてこの合宿には参加していた。実は私も
バンジョーで曲によっては手伝ったことがある。
この合宿で先輩OBの中には膝枕をしてもらった猛者がおられることは
私自身が目撃者であり証人でもある。この話題はここで留め置く。
畳敷きの大広間で全員集まっての合宿成果?発表会は12日木曜日。
フラマンにUJ君、TK君がバンジョー、私がギター。2曲「Blue Ridge
Cabin Home」ともう1曲何だったかな…
と、またまたかなり長文になってきたので、ここであっさりと尻切れ
トンボ、尻すぼみで終了します。無事楽しく合宿から帰ってきたのは
間違いありません…あまり記憶がないですが…。
では…また…。
宝塚ブルーグラス・フェス ~事後報告~(後編)
お読みいただきまして有難うございます。
後編はさらに長くなってすみませんが、この回でまとめました
…ので、お付き合い下さいませ。
今年のフェスのもう一つのビッグな企画は、ブルーグラス45の
結成50周年…。その記念ビデオ製作にと、昨年のテスト撮影に
引き続き、USAから撮影隊一行が来日して、精力的にフェスの
そこここを撮影している。
KGアメ民の先輩にフラット・マンドリンのOAさんがおられる
ことと、私のブルーグラス開眼前、高校生の時に45の名を噂に
聞いたと以前書いた。その45のフル・メンバーが揃っての特別
ステージは午後6時からだ!
OAさんのお兄さん、リーダーのジョッシュOTさんは古希を
もう超えておられるが、ますます元気盛んという日本ブルー
グラス界のビッグ・(モン)スターだ!(…失礼しました!)
宝塚フェス主催カンパニーBOMサービス㈱社長の“スピーディ”
WTさんがベーシスト、同社刊行ムーン・シャイナー誌の編集長
サブさんことISさんがバンジョー。
フィドルはRG(よくこのように表現されますが、正しくはLG)
さんで、ベースのWTさんとはそれぞれ別にだが、私は光栄にも
幾つかのバンドでご一緒させていただいている。
サイド・ギターLKさんはやはり欠かせない重要なキャラクター。
いい味をお持ちで今回も「ロー・ハイド」の演奏中にギターの
ストラップを外して効果音にする力のこもった鞭の凄まじい
迫力は健在で華があった。
全員6名が揃ってのステージには観客の多くが魅了された
…に違いない。
〔写真:Bluegrass 45その1(ビデオからキャプチャー)〕
〔写真:Bluegrass 45その2 LKさんが飛び跳ねて
エンディングを決めるお馴染みのパターンだ!
(ビデオからキャプチャー)〕
それに先立ち、午後5時からは私が仰せつかったバンジョー・
ワークショップがあった。今年のメイン・テーマは、前述の
サブさんと相談し、それなら…と急遽、特別ゲストで参加の
「Road To Columbus」を採択した。
ノームのこの素晴らしいCDの存在は以前から知っていたが、
今更そんなややこしいのは…と採ってみようという気以前に
あきらめムードで、ほとんど聴いてはいなかった。しかし、
今回こういう機会を与えてくれて、悪戦苦闘し採譜した結果、
近年にない本当にいい勉強になった…という気になっている。
ワークショップだから多少は人様に聴いてもらうことになる
ため、自分自身が弾けるようにして行かないと…と、ドロ縄
的だったが、できるだけの練習はしたつもり…。
前述のように、途中ノームご本人が登場されてびっくり!
最初、「ちょっと前なのでどう弾いていたかはっきりとは
覚えていないなぁ~」と言いながらも、私のタブを見て
弾きながら、ああそうそうっと云う感じで思い出してくれて、
お手本とか「練習用にこんなリックを弾いてみたら…」とか
幾つか披露してくれた。
〔写真上:バンジョー・ワークショップでのノームその1
(千日前BGアルバムバンドのOK氏よりいただいたもの)〕
〔写真下:バンジョー・ワークショップでのノームその2
ビデオからキャプチャーし2箇所合成している
合成って…どこだか分かります?〕
「私はここをこう弾くが…でもどちらでも構わないです
よ。」と説明を付け加えてくれたことで…ホッと一安心。
ご存知の通りバンジョーに限らず特に弦楽器は、音階が
一緒でも次へ続く無理のない運指はどこのポジションで
どう弾くのがよりよいか、人によって手馴れた指使いも
あるだろうし、絶対にこれでないといけないということは
ない。ただ必要と思われるスピードや表情で弾くことが
できないと大多数が感じる運指は効率的でなく良くない
ものだろう。指使いがいろいろ面白い。
でも45のステージを見るためと、ゆっくり時間が取れず、
中座となったので、今思うと幾つか大事な質問を聴き
逃してしまった。
有難いことにムーン・シャイナー誌9月号にタブを掲載して
いただくことになったので、何回もタブを手直して指使いを
整理して本日22日深夜、ギリギリで出稿した。もしご興味が
おありの方はぜひご覧下さい。
〔写真:入場チケットとバンジョー・ワークショップで
配布したタブ〕
実は、このワークショップ終了後、PCやスピーカー、ビデオ・
カメラの後片付けをしていて、肝心の45特別ステージは見逃して
しまったのだぁ~。帰宅してからビデオで見たのだけど…。
嫁さんにビデオ録画を頼んでいて、ホント、正解だった。逆に
その分ワークショップが手薄になりビデオが全くで…すっごく
残念…。
さて、当のバンドは…というと、今回は3バンドのエントリー。
最初の一つは何と午後5時からのバンジョー・ワークショップと
時間が重なっていたので、急遽変更、メンバーが揃うのを待って
1時間前倒し午後4時45分からとなった。ここのバンドでは
BOMのWTさんにフラマンで参加していただいた。
ナッツ物語でお馴染み(でしょうか?)のバンドは午後8時に
新曲ばかりで演ってみた。新しい?サウンドに挑戦中。
もう一つ上述したLGさんと一緒のバンドは午後11時40分から
だった。
それぞれカラーが異なり、みんな楽しく演奏できたのだが、
疲れがたまっていたのか、最後になるに連れて集中力が失せて
きてしまった感がある今年のステージだった。
また来年頑張ろう~っと!
この日6日土曜日は会場出発が翌7日日曜日の午前1時30分頃に
なった。
では…また…
宝塚ブルーグラス・フェス ~事後報告~(前編)
お読みいただきまして有難うございます。
少し時間が経ってしまいましたが、今年も行ってきました。
前編後編の2回に分けてお話します。
夏の宝塚ブルーグラス・フェスへの参加は、しばらく土曜日の
日帰り(と云っても日付が替わってからの帰宅)だけだったが
今年は妻のたっての希望があり、5日金曜日と6日土曜日の両日
日帰りで行った。
フード・テラス(ここのフード・コートの名称)で昼食を摂り
持参する飲み物を調達して、現地には午後2時過ぎに到着。
駐車場所は比較的空いていてどこに停めようかと迷っていたら
ご長寿バンドで一緒にやっているベーシストのNJr.君から
「電線の下で以前、野鳥の糞害に遭った…」という貴重な
情報を得たのでそこは避けて駐車場所を確保。
あぁ~、久しぶりの金曜日のフェスだ、本格的なライブは
午後6時20分から始まるので、それまではあちこちで練習、
ジャムや話の輪が広がってゆったりとした雰囲気だ。私も
遠方から来ていた何人かの人達とゆっくり話ができた。
〔写真:開始を待つステージの向かって左サイド〕
〔写真:準備万端整ったマイクたちが勢揃い〕
〔写真:ステージから観客席を望む〕
〔写真:坂を登って上方からのステージの眺め〕
夕暮れせまる頃、いよいよ始まった…。妻と並んでゆっくり
落ち着いて座って聴くのは久しぶり。
〔写真:5日金曜日のプログラム表〕
ブルーグラス・バンドが在籍するクラブやサークルのある
大学は今では本当に少なくなってしまったなぁ~。
明日の準備もあるし、後ろ髪惹かれる思いで午後9時ちょっと
過ぎに会場を後にした。
翌6日土曜日は朝9時頃自宅を出発、近所に住むジョージア州
出身の友人をピックアップし、昨日と同じフード・テラスで
ブランチ。マクドナルドにこの時間から行列が絶えずできて
いてビックリ!2番人気は丸亀製麺だった。
KGテントで提供する食材を調達していよいよフェスの会場へ。
到着はちょうど正午あたりだった。
バンドの集合を午後1時30分から2時の間としていて、あっと
気づくと午後1時45分、慌てていつもの場所に戻ると、既にKG
アメ民OB後輩の人達の手によってテントが張られていた。でも
バンドの全員が揃うのは午後3時頃になった。
私は、帰りの運転に備えてノンアルコールビールに終始。
今年のフェスはビッグな企画が二つ。
その一つは…以下しばらくはフェスの主催カンパニーである
BOMサービス㈱のHPから説明を引用させていただいた。
『東京ブルーノートでの日本公演、3日間6公演を成功裡に
終えたパンチ・ブラザーズのノーム・ピケルニーが単身で
第45回夏の宝塚ブルーグラス・フェスティバルに参加して
くれました。
2010年第1回スティーブ・マーティン・バンジョー&ブルー
グラス賞を獲得、ベラ・フレック以降のもっとも才能溢れる
クリエーターとして誰もが認めるノーム。
フェスでは圧巻の45分のソロ・セット(1曲のみ超絶フラット
ピッキング・ギターによる弾き語りも披露)の他、名物企画
共に参加してくれました。
そのバンジョー数珠繋ぎの模様が下のYouTubeにありました。
〔BOMのHPより〕
https://www.youtube.com/watch?v=huWROulBmUY
ノームは、会場内で気さくにサインや写真撮影に応じたり、
ジャムに興じたり、バンジョー・ワークショップやステージに
飛び入り出演、10分刻みで、土曜日だけで登場する108バンド
の演奏を楽しんでくれた様子で、夏の宝塚フェスの雰囲気に
溶け込んでくれていました。』
ここで前半を終えます。では…また…