ナッツの物語 その5
お読みいただきまして有難うございます!
さ~て、夏は合宿の季節!KGアメ民もご他聞に漏れず、毎夏と
春にはとても楽しい合宿がありました!我々新入生にとっては
初めての合宿、ドキドキワクワク!いやそうかなぁ~、どうも
上級生の方が…手ぐすね引いてこの時とばかりに…待ち構えて
…絶対先輩方の方が楽しんでいるようだったですね!
この時の合宿の写真はないので…残念ながらビジュアルでは
お伝えできません。
8月9日月曜日から14日土曜日の5泊6日、於いて丹後半島は
網野の民宿で、往復はチャーターバスだった。朝、大阪/
梅田の阪急ガード下、バスターミナル付近に集合した…当日、
まさかの事態が発生した…ギターのNZ君が直前に手を負傷し、
参加困難のため欠席、包帯を巻いて見送りにだけは駆けつけて
くれた…。
何か不安な気持ちでバスが出発した。向かう丹後半島の網野は
くて、主に国道176号線を走る。国道とは名ばかりで、一部地域
では急勾配が続き狭くてカーブが多く未舗装、いわゆる地道が
多かった。昼飯はどこかに立ち寄りカレーライスだったかな…。
やっと到着し、スケジュール説明や注意事項が一通り終わって
お風呂に…あまり大きなお風呂ではなく2~3人入れるかどうか
だったけど、まあ民宿だからね~。
さて、そもそも合宿だから…先輩方の厳しい指導の下、練習に
明け暮れる毎日…という感じでは全くなかったような…。
バンドそれぞれの自由意思で練習時間を定め、ある者は海に
行って日焼けしたり、泳いだり、はめ合いとかはしゃいだり…。
バンジョー弾き4人で階段に段々に座って、或いは横に並んで
ジャムを…今で云う数珠繋ぎもしたことがあった。
今から思えば天国~極楽~みたいな…。
私はTK君に借りた当時流行っていたカスガのバンジョーを
携えて行っていた。ケース外装が茶色いあれです。
このモデルをご存知の方が多いのでは…。
(写真:手持ちがなかったので、ネットで探して拝借しました)
KASUGA Banjo photos: from banjo hangout and others
http://www.banjobuyer.com/banjo/15749
http://www.banjo-brands.com/banjo-43309-Deluxe-5-String-Banjo-with-Case-KASUGA-malaga
http://www.banjohangout.org/archive/159983
写真にはないが、借りたバンジョーの2、3弦にはカム式の
チューナーが付いていたので「Earl’s Breakdown」を個人的に、
バンドでは、当時のKGアメ民新人バンドにはお決まりだった
「Blue Ridge Cabin Home」や「Your Love Is Like A Flower」と、
我々の勝手なアレンジによる「Golden Ball Special」を練習した。
The Kentucky Travelers(ザ・ケンタッキー・トラベラーズ)の
「The Moon Saw Me Crying」もぼちぼちやり始めていたかなぁ?
https://www.youtube.com/watch?v=_9cluzumnrM
下記はこのLPの全曲が聴ける。
私宅にもあるはずだが、永らく聴いていない…。
https://www.youtube.com/watch?v=Vee7ZBDR1bI
久しぶりに今聴いてみた。懐かしいなぁ~。あの時のあの気持ち、
バンジョーをどう弾いたらいいのか、まだまだ分からなくて試行
錯誤の連続(今もそうですが)だった。
何とかこのように弾きたい!と一生懸命採ったタブが出てきた。
最初の頃はこのように小さなA5サイズの普通のノートに書いて
いたのだった。
(下の写真の左ページ下4段と右ページの最下段がそうです)
ブルーグラス関係者がほとんどだったと思うが、日中、民宿の
畳の部屋に寝転んだりしながら…1、2回生が集まって話を
していると突如、1年先輩のフラット・マンドリン(フラマン)、
IHさんの目配せでターゲットが定まり一斉に寄ってたかって
パンツまで脱がす…ただ脱がす…ひたすら脱がす…でもあえて
抗わない方が短時間で収束することが分かった。
うわさに聞いていた洗礼とはなにか…、これが恒例の洗礼か…
今回はこれだけだったので思ったよりは…安堵?
ところが…合宿中のある日、「恐いOBが来られるからみんな
隠れろ…」とIHさん始め先輩方の声でみんないっせいに避難。
たいへんなことになるのかなぁ~。
しかし、現れたのはアメ民創立者で、ヒッコリー・ホローズの
持って!まだ It’s a Crying Timeを始められる少し前だった。
同行されて来られた故TKさん伴奏のギターと共に、ドン・レノの
スタイルで「Home Sweet Home」を弾かれていたのを覚えている。
TKさんの不思議な歌が間に入ったなぁ~。チューナーを使った
ドン・レノのスタイルは、スクラッグスの同曲とは全く違っていて
面白かった。その時の音はとても重厚だったように記憶している。
どう表現すればいいか迷ったが、マスコミでも伝えられていたので
ストレートに云うと、現東京都知事のKY氏はこのKGアメ民の出身。
といっても夏休みまでで、秋からはお父上の仕事の関係でエジプトの
カイロ大学へ移って行った。
女性3人でバンドを組んでいてこの合宿には参加していた。実は私も
バンジョーで曲によっては手伝ったことがある。
この合宿で先輩OBの中には膝枕をしてもらった猛者がおられることは
私自身が目撃者であり証人でもある。この話題はここで留め置く。
畳敷きの大広間で全員集まっての合宿成果?発表会は12日木曜日。
フラマンにUJ君、TK君がバンジョー、私がギター。2曲「Blue Ridge
Cabin Home」ともう1曲何だったかな…
と、またまたかなり長文になってきたので、ここであっさりと尻切れ
トンボ、尻すぼみで終了します。無事楽しく合宿から帰ってきたのは
間違いありません…あまり記憶がないですが…。
では…また…。